フィッシュのファンが2010年のハロウィーンにアトランティック・シティのボードウォーク・ホールに足を踏み入れ、バンドがリトル・フィートの1978年のアルバム『Waiting For Columbus』を演奏することを知った時、ある疑問が多くのファンの頭をよぎった。「リトル・フィートっていったい誰だよ?」その答えは、素晴らしく才能に溢れたカリフォルニアを拠点とする1970年代のバンドで、R&Bやソウル、ファンクをブルース・ロックと融合させた。ヴォーカルのローウェル・ジョージが亡くなり、バンドは1979年に解散したが、1987年に再結成しツアーを続けている。このバンドはシングルよりアルバムで知られるバンドなので、彼らの世界に興味を持たなければこのバンドの音楽を知ることはない。恐らくリトル・フィートが除外される理由はここにある。