エルヴィス・プレスリーの人気ソングベスト10


6位 「ラヴ・ミー・テンダー」
1956年のエルヴィス・プレスリーのような1年を経験したエンターティナーはそうそういるものではない。シングル曲は発売した先からチャートを舞い上がり、どこへ行っても声の限りを尽くして叫ぶ少女の大群がつきまとい、親たちはエルヴィスが若者を堕落させていると確信していた。この年の最後のナンバーワンソングが、ケン・ダービー作曲のバラード、「ラヴ・ミー・テンダー」である。同名の映画の封切りの直前に、彼は「エド・サリヴァン・ショー」でこの曲を演奏している。

5位 「好きにならずにいられない」
エルヴィスの晩年のコンサートを見に行ったファンは、「好きにならずにいられない」のイントロが流れると、帰る時間が来たことを悟った。1961年のエルヴィスの映画『ブルーハワイ』用に書かれた夢のようなこの曲は、彼のカムバック後のショーでは毎回ラストソングとして歌われた。こんなに甘い真実の愛の歌は、楽しい夜を締めくくるのにぴったりだったというわけだ。以来、この曲はボブ・ディランやU2など、多くのアーティストにカヴァーされており、とくにUB40はこの曲を1993年に大ヒットさせている。

4位 「監獄ロック」
「監獄ロック」は、ジェリー・リーバーとマイク・ストローラーが1957年のエルヴィス・プレスリーの同名映画のために書いた曲だ。「君は最高にかわいいかごの鳥、友達になれたらうれしいな」といった歌詞をエルヴィスがどこまで理解していたかは定かではないものの、囚人同士のロマンスの仄めかしは多くのリスナーが理解するところとなり、この曲は結局「起きろよスージー」をチャート1位から引きずり下ろしたのだった。

Translation by Kuniaki Takahashi

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