ニッケルバックの2005年の大ヒットアルバム『オール・ザ・ライト・リーズンズ』から驚くほどヒットした7枚のシングルの中で最高傑作の「フォトグラフ」は、卒業アルバムをめくり、ファーストキスの思い出にふけるために作られたような力強いバラードだ。しかしこの曲の冒頭の間抜けな一節では、目を赤くさせるような娯楽行為をほのめかしながら、「ジョーイの頭には一体何が載っているんだ?(What the hell is on Joey’s head?)」という一生聞かれる質問を歌い、バンドのふざけた一面も見せている。