全米大ヒットドラマ『Empire 成功の代償』ハキームが語る制作裏話

Photo: Dan Busta/Corbis Outline

米音楽業界の表と裏を描くドラマ『Empire 成功の代償』。全米視聴率12週連続No.1を記録、サントラもヒットし、ヒップホップ好きには注目のドラマのシーズン2がいよいよ日本でもスタートした。

俳優デビューして以来、ブリシャー・Y・グレイ(22)の生活は一変した。いつも高慢だけど時に優しい面も見せるライオン家の三男ハキームを演じて、グレイの人気は急上昇。

劇中でハキームが歌った「Drip Drop」もシーズン1のサウンドトラックとしてヒットした。グレイは、アメリカで昨年から始まったシーズン2の「Bout 2 Blow」を作詞。「俺の王朝を築く/ここに、財を築くために」とラップする。シーズン2の第3話で同曲がお披露目される直前に、俳優でモデルでアクティビストで、「ヤズ・ザ・グレイティスト」の名で歌うミュージシャンでもある彼に、どのようにして自身のエンパイア(帝国)を築こうとしているのか聞いた。

─「Bout 2 Blow」の作詞者にあなたの名前を見つけて興奮した。『Empire』の楽曲を作詞したのはこれが初めて?

これから続くたくさんの中の最初になるはずだ!(作詞は)ずっとやってきたこと。できることなら自分のアルバムを書いてプロデュースしたい。

─シーズン1のときのインタビューでは、ハキームのために詩を書くのと、ヤズとして詩を書くのは違うと語っていた。それは、実際にハキームの曲を書いた今も変わらない?

(ハキームの曲を書いたことは)素晴らしい経験だった。でもさっきも言ったように、俺は自分のアルバムを作りたい。16歳の頃から曲を書いているから、俺にとってそんなに新しいことではない。ただ、自分の才能をすべて生かして楽しんでるよ。

Translation by Nao Nakamura

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