2016年グラミー賞授賞式にて、アース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトに捧げるパフォーマンスを披露したスティーヴィー・ワンダーとペンタトニックス
先日のグラミー賞授賞式にて、スティーヴィー・ワンダーはアカペラグループのペンタトニックスとともに、先日74歳でこの世を去ったアース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトに捧げるパフォーマンスを披露した。ペンタトニックスによる見事なコーラスハーモニーとビートボックスに合わせて、スティーヴィーはアース・ウィンド&ファイアーの1975年作『暗黒への挑戦』を高々と歌い上げた。
「友よ、どうか安らかに」ワンダーがホワイトに捧げたスピーチはそう締めくくられた。その後ワンダーとペンタトニックスは、『シンキング・アウト・ラウド』でソング・オブ・ザ・イヤーを受賞したエド・シーランにトロフィーを手渡した。
ザ・ルーツのドラマー/プロデューサーのクエストラヴも、インスタグラムでホワイトへの想いを綴っている。「モーリスは我々のチアリーダーだった。この世界を照らし出す素晴らしい音楽を生んだ彼とアース・ウィンド&ファイアーのメンバーに、心から感謝の気持ちを捧げたいと思う。70年代という時代に、ポジティヴなエネルギーに満ちたアフロセントリック・ジャズを奏でるということは、決して容易ではなかったはずだ。当時は多くの人が音楽を心のよりどころにしていた。スティーヴィーの曲が人々を支えていたように、アース・ウィンド&ファイアーの音楽は彼らの人生をポジティヴなカラーに染めてみせたんだ #EarthWindAndFire」
ワンダーは2月14日に開催されたミュージケア・パーソン・オブ・ジ・イヤーに出席し、今年の受賞者であるライオネル・リッチーの『永遠の人に捧げる歌』を披露している。