ノエル・ギャラガーが語る、最高にノッてる2016年とボウイへの愛

Photo: Joel Goodman/London News Pictures/Zuma

オアシスの元ギタリストが制作中のアルバム、ボウイ愛、そして髪の毛について語ってくれた。

ノエル・ギャラガーは、ソロ・プロジェクトであるノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズが15年に発表した『チェイシング・イエスタデイ』に続く作品に取り掛かっているところだ。「今、スタジオにいるんだ」シンガー兼ギタリストのギャラガーは言う。「いろいろやらかしているところさ」

ギャラガーは、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズのサード・アルバムに対して明確なビジョンを持っている。「俺が取り組んでいることは、今回の場合特に、アメリカでは全く相手にされないと思う。これまでみたいな感じじゃなくてさ、すっかり無視されるってこと。俺が目指しているのはそういうことさ。完全なる匿名性。ニューヨークで毎月のようにあれこれ質問されるのにはうんざりだ。もういい加減に終わりにしたい」

注目すべき影響と言えば、デヴィッド・ボウイだ。ギャラガーは先日、ローリングストーン誌に、スターマンの音楽に対する生涯変わらぬ愛情を語ってくれた。彼の最新の作品にもその影響が表れているという。「『イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーニング』にある一節があるんだけど」と、ボウイのデビュー当時の希少な60年代ポップを挙げた。「この間、この曲を聴いていて気づいたんだ、「えっ、俺は無意識のうちに新しい曲に使ってるじゃないか」って。驚いたよ!」また、1973年にリリースされた『ジーン・ジニー』も、現在制作中の曲に取り込んだという。「ちょっと拝借しちゃったよ。あの「ウーフー」ってとこ。そのうち俺の曲を聴けばわかるよ」

ギャラガーは笑いながら、インタビューの最後をこう締めくくった。「俺は2016年もすげえイイ感じだ。昨年末と変わらず最高だよ。髪だって完璧、薄くなる気配はまるでないね。まだまだ勢いは衰えないさ」

Translation by Aki Urushihara

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