レディー・ガガ:「私のキャリア全てがデヴィッド・ボウイへのトリビュート」

グラミー賞授賞式でのデヴィッド・ボウイへのトリビュート・パフォーマンス、そして亡きロック・レジェンドから受けた影響について、レディー・ガガが最新インタビューで語った。 (Photo: Larry Busacca/Getty Images Entertainment)

「別世界、別の時代の物を持っているミュージシャンに出会ったり、知ったりすることって、人を永遠に変えてしまうの。」とレディー・ガガは言い放つ。

グラミー賞授賞式でデヴィッド・ボウイへのトリビュート・パフォーマンスを行ったレディー・ガガがNPRとの最新インタヴューで、亡きロック・レジェンドが彼女のアーティスト人生にいかに影響を与えたか、その胸に秘めた想いを打ち明けた。「私のキャリア全てがデヴィッド・ボウイへのトリビュートである気がするの。」と名言も飛び出した。

ガガは、ボウイへの愛がアルバム『アラジン・セイン』のジャケットアルバムを目にした瞬間から始まったことを明らかにしている。「私は19歳で、それが私の物の全ての見方を、永遠に変えたの。私の人生を変えたのは、一枚の写真よ。」と話す。また彼女は「ケースからそのレコードを取り出して、レコードプレイヤーにセットしたことを覚えてるわ。それはキッチンのコンロの上にあってね。かなり小さなアパートに住んでいて、ターンテーブルをコンロの上に置いてたのよ。『あの男を注意しろ』が流れて、それで、それがまさに私のアーティスティックな一面を誕生させたきっかけだったの。表現豊かな服を着るようになって、図書館に通ってアートの本をもっと読むようになって。美術史の授業も受けたわ。それにバンド活動もしてた。」と当時を回想した。

またボウイの音楽が彼女に「音楽、ファッション、アート、テクノロジーに完全に浸透した生き方」を教えてくれたと称賛している。「別世界、別の時代の物を持っているミュージシャンに出会ったり、知ったりすることって、人を永遠に変えてしまうの。」と彼女は言い放ち、また「みんなそうだと思うけど、どう?子供の時に見た一つのことが、思わせるのよ「あ、なるほど。今は自分が誰であるか分かる」って。」と続けた。

今回のボウイのトリビュート・パフォーマンスの後も、ガガは彼の音楽に浸り続けているようだ。「一日中彼の映像を見てるし、最後のアルバム『ブラックスター』をずっと聴いてるの。本当に素晴らしい音楽作品よ。」そして「アーティストとしてできる唯一の一番素敵なことよ。自分を追悼する傑作アルバムを作ることは。想像できる?毎日スタジオに入って、人生に別れを言う場所に魂を注ぎ込むのよ?きっと彼のアートが彼自身を強くしたのよ。」と話した。

Translation by Miori Aien

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