ボウイ・トリビュート舞台裏:ナイル・ロジャースが語る「全てはアート」の誕生秘話

「僕の心の中では、ボウイはすごく喜んでくれたと思ってる。」と話すグラミー賞授賞式でレディー・ガガと共にボウイへのトリビュート・パフォーマンスを披露したナイル・ロジャース。(Photo: Kevin Mazur/Getty)


ーレディー・ガガと組むことついて、どう思っていましたか?

ガガは1年ちょっと前から個人的な付き合いがあったんだよ。最初の2回のミーティングはとんでもなかった。つまらないことを言いたくないけど、全てはアート、そう、全てはアートなんだ。お互いに魅了されてしまって、会ったその次の日には、彼女のノミネート曲に一緒に取りかかることになってね。この経験は、なんて説明したらいいか分からない。人生の中で会ったことがないね。長年こんなことしてるけど、6分間の音楽にあれだけ全力投球するアーティストなんて、一人も会ったことがなかった。それが僕たちがしたこと!ステージに立ったのは6分だけ。「3、2、1」の合図の直前まで、彼女は僕たちに指示を出してたよ。「ほら、みんな。これはデヴィッドのためなのよ。」とかいろいろと。それから演技指導までしてた。「人生の中で尊敬している、一番重要な人だって考えてみて。それは誰?その人を頭の中に描いて。」っていう感じで、すごかったよ。

ーパフォーマンスの当日までの会話はどんな感じだったか話してくれますか。どのようにまとめていったのですか?

簡単に言うと、ガガはデヴィッドのキャリアを年代順にパフォーマンスしたがってたんだ。時間制限があることは十分承知してたし、他のアーティストから、会場の盛り上がりと長い時間を奪ってしまうのは、フェアじゃないからね。最初17曲選んでたんだけど、音楽ディレクターの僕は、「この9曲に絞ること、これこそ僕たちが実際にできるマッシュアップだ。」と、言ったんだ。このことを聞いたか知らないけど、『アンダー・プレッシャー』のベースラインを取って、それを『レッツ・ダンス』のイントロに使ったんだ。これは2年前にダフト・パンクとパフォーマンスをした時に、バンドがいろんな持ち曲をミックスして、メインの『Get Lucky』につなげた時と、すごくよく似てる。

Translation by Miori Aien

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