放送終了から50年、アニメ版ビートルズを振り返る

第38回:『Tomorrow Never Knows/I’ve Just Seen a Face』



最後から2番目のこの回も相当変わっている。ビートルズは井戸に落ち、地下の基地空間でラヴクラフトのホラー小説のような体験をする。ここまではいつもの流れだ。変わっているのは、「涙の乗車券」時代のビートルズが、「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」をお経やLSDでのハイ状態、そしてシナプスが爆発するような強烈さを混ぜて演奏している点だ。場面が変わり、シング・アロングのコーナーでは「シー・セッド・シー・セッド」が始まる。もしあなたが親で、子供部屋に入るなり娘が「死んだらどんな感じか分かるわ!」と大声で歌っていたらどう思うだろうか?子供たちよ、さあ歌おう!

Translation by Satoko Cho

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