メタリカ、カーク・ハメット「ずっとやりたかった」ビジネスで起業

新たに芽生えた起業家精神と自身のギター・エフェクター会社KHDKへの関心について話す、メタリカのカーク・ハメット。(Photo by EDV/Corbis)


もっと広い意味では、自分の作ったもので他のギタリストがどんなインスピレーションを受けるのか見たいというのもハメットの願いだ。「皆がこの奇抜なペダルを使うことでできたクールなサウンドを思いつくだとか曲を書くだとか何であれ、自分のサウンドを微調整したり、ユニークで彼らの活動の基準となるような新しいことを見つけ出したりしてほしい」と彼は語る。

メタリカが2008年にリリースしたアルバム『デス・マグネティック』の続編のレコーディングを行うなか、ハメットは自身のコンセプトの試運転を行っている。「ちょうど今、グール・スクリーマーを自分のアンプにつないでいるところだよ」と彼は述べる。「今日はリード・ギターを弾く予定で、グール・スクリーマーを使おうと思っている。実は、俺たちのペダル・デザイン6、 7種類を載せた完全なペダル・ボードがあるんだ。そのことについてもっと話したいけれど、まだ発表前のものがあるからね」。

タイトル未定のアルバム自体についてハメットが言うには、バンドが「自分たちの生活を送ることができ、ライフスタイルを変えすぎない程度のペースで進めている」らしい。バンドには「山ほど曲があり、有り余るほどの曲がある」が、ひとつも完成していない。「俺たちは熱心に取り組んではいる」と彼は述べる。「でも、知っての通りメタルだろ。しんどいからね」。

ハメットは一息ついて、自分が携わったすべての仕事について、そしてなぜ彼はバンドのみならず新しい仕事をするという新たな興味が芽生えたのか考察する。「こういった仕事のすべてに取り組みながら、俺はタイプの異なる音楽を作り、他のことを作り上げる刺激を得ている。でも、自分が本当にしようとしていることは創造力のループを作り出すことなんだ」と彼は説明する。「このループの中で、俺がしようとしていることを見て他の人たちがインスピレーションを感じてほしい、そしてもしかしたら彼らの創造的な好奇心が駆り立てられるのではないかと期待している。自分の取り組みによって皆に前進していってほしいと思っている」。

Translation by Shizuka De Luca

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