ELPのキース・エマーソン、71歳で死去

「音楽を通して素晴らしい時間を共にした、キース・エマーソンという友人を失ったことに大きな悲しみを感じている」パーマーは自身のコメントでそう綴っている。「キースほど音楽を愛し、パフォーマンスへの情熱に満ちたキーボーディストはいない。彼の功績は後世まで語り継がれていくことだろう。ロック、クラシック、そしてジャズの世界において才能を発揮した彼は、まさに真のパイオニアだった。彼の優しい笑顔とユーモアのセンス、そして一流のミュージシャンとしてのショーマンシップを、私はこの先も決して忘れない。彼の友人であったこと、そして彼と共に音楽を生み出せたことを心から幸運に思う」



10代でハモンドオルガンとモーグのシンセサイザーに出会ったエマーソンは、ナイスのメンバーとして活動した後にエマーソン、レイク&パーマーを結成し、時代を代表するキーボーディストのひとりとなった。エマーソン、ギタリストのグレッグ・レイク(元キング・クリムゾン)、そしてクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンのドラマーだったカール・パーマーの3人が出会ったのは1970年のことで、互いのミュージシャンシップを認め合った彼らはすぐに意気投合した。

Translation by Masaaki Yoshida

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