ELPのキース・エマーソン、71歳で死去

その後各メンバーはソロ活動に集中するため、バンドとして数年間活動を休止する。1977年に再始動したELPは、同年に『ELP四部作』『作品第2番』、そして翌年に『ラヴ・ビーチ』を発表。バンドは1979年に解散するが、ほどなくしてパーマー以外の2人は、レインボーとジェフ・ベックのドラマーであったコージー・パウエルと共に、エマーソン、レイク&パウエルとして活動を開始する。

1988年に3(スリー)で再びタッグを組んだエマーソンとパーマーは、1991年にELPを再結成する。翌年には復帰作『ブラック・ムーン』を発表し、1994年に最後のスタジオアルバム『イン・ザ・ホット・シート』をリリースする。バンドは90年代末に再び解散するが、2010年にオリジナルメンバーで最後のツアーに出ている。同年7月にロンドンで開催されたハイ・ヴォルテージ・フェスティバルでのライブが、バンドとして最後のパフォーマンスとなった。

ELPとしての活動以外にも、エマーソンは自身のソロアルバムを多数発表しているほか、1980年発表のダリオ・アルジェントによるホラームービー『インフェルノ』や、シルヴェスター・スタローンが出演した1981年作のスリラー『ナイトホークス』のサウンドトラックを手がけている。

Translation by Masaaki Yoshida

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE