エルトン・ジョン、ジョージ・マーティンを追悼:「彼のような人物に出会うことはもうない」






90年代には、2人のコラボレーションが数回実現している。ジョージ・マーティンがプロデュースした94年のジョージ・ガーシュウィン追悼コンピレーション・アルバム『The Glory of Gershwin』では、エルトン・ジョンが『サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー』と『ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ』の2曲に参加した。その翌年には、エルトンのアルバム『メイド・イン・イングランド』の収録曲『ラティチュード』で、ジョージ・マーティンが弦楽器とホルンのアレンジを手掛けている。






そんな2人のコラボレーションで最も有名なのは、ジョージ・マーティンがプロデュースを担当したエルトン・ジョンの故ダイアナ妃追悼曲『キャンドル・イン・ザ・ウィンド1997 』だろう。73年にマリリン・モンローへ捧げた『キャンドル・イン・ザ・ウィンド(風の中の火のように)』のリメイク曲は、ビルボードの音楽チャートで14週連続首位を獲得し、全世界11プラチナ・ディスク(1100万枚)に認定されている 。またエルトンは同曲で、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞に輝いた。 




リンゴ・スターは8日の夜に、ジョージ・マーティンの訃報をツイッターで報告していた。「ジョージ・マーティンに、神のご加護がありますように」こう始まるツイートには「心の平穏と愛を(中略) ジョージがこの世を去って寂しくなります」と綴られている。また彼の別の投稿では、ビートルズとジョージ・マーティンが一緒に映った写真に「たくさんの愛情と優しさをありがとう」という言葉が添えられている。




ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンは2016年3月8日 に惜しくもこの世を去った。





Translation by Miori Aien

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