クインシー・ジョーンズが語る、ジョージ・マーティン:「史上最高のプロデューサーだった」

「彼は史上最高のプロデューサーだった」クインシー・ジョーンズ、50年来の友人だったジョージ・マーティンの死を悼む (Alberto E. RodriguezBrian Rasic/Getty Images)

「彼はビートルズにおけるキャンバスのような存在だった。まさに『ビートルズ第5のメンバー』だ」ー クインシー・ジョーンズ

トランペッター、そしてレコード会社の重役として既に大きな成功を収めていたクインシー・ジョーンズは、1963年に手がけたレスリー・ゴアの『イッツ・マイ・パーティ』で初のナンバー・ワンを記録した。当時まだ10代だったレスリーは、その後もジョーンズの手腕を借りて次々とヒットを飛ばした。ジョーンズが享年90歳で先日この世を去ったジョージ・マーティンと出会ったのは、彼がゴアとトリニ・ロペスと共にツアーに出ていた時のことだったという。

「すごく気が合って、互いにすぐ意気投合したんだ」ジョージとの出会いについて、彼はローリングストーン誌にそう語っている。「驚くくらい共通点が多かった。好きな食べ物、お気に入りのワイン、それに好みの女性のタイプまで同じだった。オーケストレーションに精通した人間にしかわからない感覚というものを、我々は互いに持ち合わせていたんだ。『建築が凍った音楽だとすれば、音楽は液体の建築だ』というフランク・ゲーリーの言葉は、まさに言い得て妙だよ」


Translation by Masaaki Yoshida

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE