ア・トライブ・コールド・クエストのファイフ・ドーグ、45歳で逝去

ATCQのファイフ・ドーグが45歳の若さで死去(Photo by Andrew H. Walker/Getty Images for Tribeca Film Festival)

ファイフ・ドーグの独特な声と巧妙なラップは、ア・トライブ・コールド・クエスト(ATCQ)のヒップホップ界における確固たる地位を確立した

ファイフ・ドーグの名で知られるラッパーのマリク・テイラーが、3月22日(米現地時間)に糖尿病の合併症のため亡くなった。45歳だった。ファイフは巧みにライムを踏むラップによって、ア・トライブ・コールド・クエスト(ATCQ)において、ビジネス、音楽の両方の成功に貢献した。


健康面で問題を抱え続けていたファイフ 。2008年には長年闘ってきた糖尿病の治療として腎臓移植手術を受けていた。「マジな病気なんだ」マイケル・ラパポート監督による2011年のATCQのドキュメンタリー映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ 』の中で、彼はこう言っていた。「まるで本当のドラッグみたいでさ。俺はただの砂糖中毒さ」

「マリクは私たちにとって愛する夫、父親、兄弟、そして友達でした」こう家族はコメントしている。「私たちは彼を心から愛しています。彼が私たちの人生に与えてくれた影響を忘れることはありません。彼は神と家族の次に、音楽とスポーツを愛していました」

ファイフの母親シェリル・ボイス=テイラーは「家族のみんな、私の心は素晴らしい息子の死に打ちひしがれています」とフェイスブックに投稿している。「みなさんの愛と温かい言葉に感謝しています。マリクは本当に私の自慢の息子で、また謙虚な良い息子でした。私の支えになっているのは、彼が音楽とスポーツを通してもたらした喜びと、彼が素晴らしい人生を送ったということです。彼は今日、大好きな祖母と双子のミカルと一緒にいるでしょう。マリク・ボウイス・テイラーに神のご加護を。どうか義理の娘デイシャに、祈りを捧げてください」

Translation by Miori Aien

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