最新ミュージック・ビデオのモデルについてロブ・ゾンビが語る。「巨大な"エルヴィス"サインの前に立った、カムバック・スペシャルでのエルヴィスの雰囲気がずっと好きだった」
ロブ・ゾンビは、珍しいソースからインスピレーションを受け、エレクトロニック色の強いダンスロック曲『Get High』のビデオを制作した。「巨大な「エルヴィス」サインの前に立った、カムバック・スペシャルでのエルヴィスの雰囲気がずっと好きだったんだ」と、シンガーはローリングストーン誌に語る。「だから、これをやってみようと思ったけど、俺の名前の代わりに「GET HIGH」という言葉を使うことにした。皆へのシンプルなメッセージだよ」。
この曲の正式なタイトルは、『イン・ジ・エイジ・オブ・ザ・コンセクレイテッド・ヴァンパイア・ウィ・オール・ゲット・ハイ』であり、4月29日発売のゾンビのニュー・アルバム『エレクトリック・ウォーロック』に収録される予定だ。この曲は、本アルバムのリード・シングル『ファッキング・イン・ア・U.F.O.』に続く2枚目のシングルとなる。『ファッキング・イン・ア・U.F.O.』のビデオは、トップレスの女性たちが踊り、古い性教育の映像が流れ、大きな目をした宇宙人の存在を意識させるという過激な内容だった。
ゾンビは、この2年間、ツアー活動と映画プロジェクトの合間を縫って、全12曲を収めたこのアルバム制作に取りかかってきた。彼は新作映画『31』の制作を開始する前にアルバムを完成させたいと、2014年、ローリングストーン誌に語っていた。「映画の後でアルバムには戻りたくないな。それだと休みには長すぎるから。俺たちには作曲済みの曲が山ほどあって、今それを少しずつ仕上げているところなんだ。現時点で半分以上は終わらせたよ」と話していた。この映画は2016年のサンダンス映画祭でプレミア上映が実施され、現在、全米公開は9月の予定である。
なお、7月から9月にかけて、ゾンビはコーンとの全米ジョイント・ツアーに参加予定だ。
『Get High』のミュージック・ビデオは以下。