オバマ大統領、「クリエイティヴなアイコン」プリンスの死を嘆く

「クリエイティヴなアイコン」プリンス(左)の死に対してコメントしたバラク・オバマ米大統領(右)。Photo by Tim Mosenfelder/Getty,Saul Loeb-Pool/Getty Image

オバマ米大統領が追悼コメントを発表した。「これほどにまでポピュラー・ミュージックのサウンドとその道筋に多大な影響を与えたアーティストは、そうそういない」



プリンスのファンで知られるバラク・オバマ米大統領が、4月21日(現地時間)に57歳で逝去したプリンスに哀悼の意を表した。

米国との関係が冷え込んでいるサウジアラビアを訪問し、アラブの首脳たちとの会合に出席したオバマ大統領は、エリザベス女王の生誕90周年を祝うためロンドンへと向かう中、フェイスブックに次の投稿をした。「今日、世界はクリエイティヴなアイコンを失いました。ミシェルと私は、世界中の何百万人ものファンの皆さんと一緒に、プリンスの突然の死を悲しんでいます。これほどにまでポピュラー・ミュージックのサウンドとその道筋に多大な影響を与え、その才能で多くの人々の心を動かしてきたアーティストは、そうそういません。しかし、私たちの時代において最も才能に溢れ、多くの作品を生み出したアーティストの一人であるプリンスは、それら全てをやってのけました。ファンク、R&B、ロックンロール。彼は楽器の名プレイヤーであり、素晴らしいバンド・リーダーであり、しびれるパフォーマンスを届けるアーティストでした」

さらにオバマ大統領のコメントは次のように続いている。「"強靭な精神は、ルールをも超越する"プリンスがこう話したことがあります。彼ほどの強靭で大胆でクリエイティヴな精神の持ち主は、他にいません。ご遺族、バンド、彼を愛した全ての方々に、謹んでお悔やみ申し上げます」

2015年の夏、プリンスはスティーヴィー・ワンダーと共に、ホワイト・ハウスで開かれたオバマ大統領のプライベート・パーティで、大統領の家族と約500人の招待客を前にパフォーマンスをしていた。

オバマ大統領の他にも、多くの政治家がポップスターの訃報に嘆いている。プリンスの故郷であるミネソタ州の上院議員であるアル・フランケン氏は、「プリンスはミネアポリスで、ジャズバンドのメンバーとしてキャリアをスタートさせ、その才能をミネソタ州、そして世界中に届けました」とコメントを発表している。「彼の芸術的才能、革新的な考え、唯一無二な存在は、これまでに何百万人もの人々にインスピレーションを与えてきましたが、それは今後も変わらないでしょう。彼の死が惜しまれる・・・という表現は十分でないほどです。ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます」

Translation by Miori Aien

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