『パープル・レイン』にまつわるクレイジーな10の逸話



6. ニュー・ポジション
この多作のパープルの王子は、サウンドトラック用にどんどん曲を書き進め、結局当初は収録されるはずだったアポロニア6、デズ・ディッカーソン、ザ・タイムの楽曲がお蔵入りとされた。ほかにカットされた曲には次がある。ジル・ジョーンズの楽曲『ウェンズデイ』と『Gスポット』、後年B面に収録されることになるプリンスの『エロティック・シティ』『シーズ・オールウェイズ・イン・マイ・ヘア』、エレクトリック・ピアノとドラムだけの曲『エレクトリック・インターコース』がある。





2014年に出版された『Let’s Go Crazy: Prince and the Making of Purple Rain』

7. スノウ・イン・エイプリル
映画撮影はミネアポリスの冬の厳しい天候に妨げられた。ひどい時には、気温が零下33度にもなったのだ(そして積雪は60センチもあった)。プリンスとアポロニアがバイクに乗るシーンは撮影初日で、まだそこまで寒くなる前だった。ウェンディ・メルヴォワンは、ヘアとメイクの電話で朝6時に起こされたと振り返っている。「私たちのどちらかが、パジャマのままで外に出て、クルマのエンジンをかけておかないといけなかった。1時間ほど暖機運転をしておかないと、フロントガラスから氷がとれないから」



The ’Purple Rain’ album cover Warner Bros. Records

Translation by Kuniaki Takahashi

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