プリンス、遺書発見されず実妹が遺産管理の権利を要請

ミネアポリスの地元紙スター・トリビューン紙によると、プリンスの緊急搬送および死と鎮痛剤の関係性が、主に調査されているという。プリンスは逝去する数日前、乗っていた自家用機を緊急着陸させ、治療のために病院に救急搬送されていた。この時プリンスに、オピオイドの解毒薬であるナルカンが注射されたという報告がある。

2006年にはプリンスの姉ローナ・ネルソン、2011年には兄デュアン・ネルソンが亡くなっているが、2人を担当した弁護士は生前に兄姉が、プリンスのパーコセット(鎮痛剤)とコカインの依存について話していたと明らかにしている。一方で、プリンスと親しい関係だったマクミラン氏、シーラ・E、運転手らは、薬物乱用の噂を否定している。

遺産額も明らかになっていないが、プリンスはアルバムとツアーで数百万ドルの利益を生み出し、またミネアポリス郊外にあるペイズリー・パークなど合計で約2700万ドルほどの不動産も所有している。プリンスはマイケル・ジャクソンやエルヴィス・プレスリーのように、死後も莫大な利益を生み出すアーティストとなるだろう。プリンスが急死してから既に、アルバム3作が米ビルボードのアルバムチャート『Billboard 200』でトップ10入りを果たしている。17万9000枚のセールスを記録した『ヴェリー・ベスト・オブ・プリンス』が1位に輝き、6万9000枚を売り上げた『パープル・レイン』が2位に、そして『ザ・ヒッツ&Bサイド・コレクション』が6位にランクインした。

悲しみに暮れたシーラ・Eは、最新インタヴューでプリンスの死を嘆き、またプリンスがファンにどのように死を祝ってもらいたいと思っているかコメントした。動画は以下。

Translation by Miori Aien & Kise Imai

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