プリンスのワイルド伝説12選

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哲学的なアプローチでストーカーを撃退(2008年)


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2008年、プリンスが接近禁止命令を出さずしてストーカーを対処したというインタヴュー記事が、米ニューヨーカー誌に掲載された。「ある女性がペイズリー・パークに来て、外のブランコに座ってるってことがよくあったんだ」記事の中でプリンスは当時をこう回想している。「ある日外に出て、“やあ、中にいる仲間はみんな、君がストーカーだから警察を呼ぶべきだって言ってる。でも俺はそうしたくないんだよね。だから、君の希望を教えてもらえるかな。なんでここにいるの?どういう結末が希望?”って話しかけたんだ。彼女は僕の質問に全く答えれなくてね。結局、見てもらうことだけが希望だったみたい。俺に見て欲しかったんだね。彼女は去って行って、それから戻ってくることはなかった」。プリンスが英NME誌に話したという、次の発言も忘れてはならない。「人は俺を魅了するんだ。みんな素晴らしい!人生は俺を魅了してる!俺は、他の人の人生に魅せられるほど、自分の人生には魅せられてないんだ」。プリンスのストーカーに対する哲学的なアプローチは、効果抜群だったようだ。


「インターネットの時代は完全に終わり」と断言(2010年)


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プリンスが、ほとんど全てのことに対して洞察力を持ったアーティストだったことは、疑いの余地はない。しかしインターネットについては、そうではなかったようだ。作曲、レコーディング、ファッション、パフォーマンスのパイオニアであるプリンスだが、サイバースペースに対応することはできなかった。ソーシャルメディアの活用に何度も失敗したプリンスは、2010年に英ザ・ミラー紙に次のように話している。「インターネットの時代は完全に終わり。インターネットってMTVみたいなものなんだ。MTVは一時期、流行最先端だったけどさ、いきなり時代遅れになったでしょ。とにかく、コンピュータとかデジタル製品は役に立たない。頭の中を数字でいっぱいにするものなんて、良いわけない」。プリンスはインターネット生活から早々と撤退し、またジェイ・Zの月額定額制サブスクリプション型のタイダルの共同オーナーとなり、音楽をストリーミングすることを止めた。このようにインターネットに精通していなかったということも、プリンスの魅力の一つだ。

Translation by Miori Aien

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