レニー・クラヴィッツが語るプリンス:「彼は師であり親友、自分の一部が死んでしまったみたいだ」

自分の目には、彼のプライベートの人柄と、プリンスという人前に見せる人格とのあいだに大きな隔たりは見えなかったね。一人の人間として見えていたよ。彼は人と会うときには真面目な時もあれば、信じられないほど可笑しくて間抜けなところもあった。俺が好きだったのは後者の一面だ。よく一緒に笑ったりしゃべったりしたんだ。一度、彼の家でクリス・ロックの特番を見ながら、ずっと笑い続けていたのを覚えてるよ。彼とデイヴ・シャペルと一緒に過ごしたこともあったね。彼はそうした才能のある連中と一緒にいるのが好きだった。ミュージシャン、アーティスト、ダンサー、コメディアンの区別なくね。とにかく、最高にユーモアのセンスがあったんだ。


Mathieu Bitton

俺はバスケットボールが下手くそだったので、バスケだけは彼とやらなかったな。だけど玉突きやピンポンは散々やったよ。彼はパリに、素晴らしいビリヤード台があるアパートを持っていた。一度くらいは勝ったかも知れないけど、いつもボコボコにされていたよ。彼のテクニックは凄かった。音楽への取り組み方と同じだったね。ステージにいる時と同じ態度で臨んでいて、誰にでも襲いかかったよ。

Translation by Kise Imai

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