プリンスの長年のパートナーが語る『パープル・レイン』をめぐる狂騒、ワーナーとの確執

プリンスが絶大な信頼を寄せたアラン・リーズが語った、『パープル・レイン』の桁外れの成功がもたらした混乱、そしてレコード会社との対立(Photo:Getty)

プリンスの黄金期をツアー・マネージャーとして支え、後にペイズリー・パーク・レコードの代表を務めたアラン・リーズが、プリンスとの思い出について語る。

アラン・リーズはプリンスが全幅の信頼を寄せた数少ない人物の1人だ。ツアー・マネージャー、そしてペイズリー・パーク・レコードの代表を務めたアランは、プリンスのキャリア最盛期の1983年から1993年の10年間において、あらゆる面で彼を支え続けた。60年代後半にジェームス・ブラウンのチームの一員となり、後にマックスウェルやディアンジェロのマネージメントも務めるアランは、『1999』のリリースツアーをきっかけにプリンスと出会い、その後の『パープル・レイン』をめぐる狂騒、そして彼とワーナー・ブラザース・レコードとの確執を目の当たりにしている。

2人はビジネス面におけるパートナーでありながら、互いに信頼を寄せ合う良き友人同士でもあった。「面と向かって彼に感謝の気持ちを伝えられなかったことを、私は後悔しているんだ」プリンス逝去が報じられた翌日に、ローリングストーン誌の取材に応じたリーズはそう話す。「彼と過ごした10年間で私が経験したこと、それは何物にも代えられない宝物だ」約1時間に及んだ本誌のインタビューで、彼はプリンスとの思い出について語ってくれた。

―あなたはキッスのツアーマネージャーというポストを降り、『1999』のワールドツアーの中盤にプリンスのチームに加わっています。彼との出会いについて話していただけますか?

彼のチームに加わって数週間が過ぎた頃、当時のツアーマネージャーだったスティーヴン・ファーグノリ、そしてボディガード兼アシスタントの「ビッグ・チック」ハンツベリーからこう警告されたんだ。「彼の信頼を得たければ、無理に距離を縮めようとしないことだ」それまでに私が仕事をしたアーティストはみな積極的で自己主張が強かったが、プリンスはその対極にあるような人物だった。「彼が君のことをチームの一員として認めるまで、じっと待つことだ」そう言われたんだよ。

Translation by Masaaki Yoshida

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