ニール・ヤングの新作『Earth』についてわかる5つのこと

(Photograph by Steve Appleford)


1.ヒッピー的平和主義者のヤングにとって、動物は完璧な共演者である。


私はこれまでにも、地球の状況やものごとの健康状態について、私なりの視点で多くの曲を書いてきた。しかし、これまでこれほどたくさんの生物を収録したことはない。彼らの無垢(むく)さ、その声を聞く時の感覚に触れると、人は彼らに思いをはせる。彼らはリアルに生きているのに、ピリピリしたヴァイブは感じさせないし、憎しみもまるでない。そうしたことをまったく持っていないんだ。これは深いことなんだよ。

2.動物はスタジオでも手がかからない。


このアルバムの制作は本当に素晴らしい経験だった。動物が出す音は本当に気分が良くなる。最初からキーは全部合っている。ぶつかりあうということがないし、音程もすべてが完璧だ。こちらで動物の音程はまったく調整していないんだ。あるがままを残してあるだけなんだ。本当に感動的なことだよ。






(Photograph by Steve Appleford)

3.ヤングの欧州ツアーに参加するプロミス・オブ・ザ・リアルとは今後も活動を続ける。


彼らには情熱があり、知識があり、しかも知識がちゃんと血肉となっている。教えなければならないことなど何もない。別格の存在なんだ。

4.プロテスト・ソングの新曲を書くことについては謝罪しない。


『モンサント』の曲などを書くと、ずいぶん目立つものだから、あなたにそんなことをする権利はあるのかととがめられる。でも私は、ずっとこういうことをやってきたんだ。こうした曲は全部、ツアーでもしっかり演奏する。それが今でも私の信念だからだね。

5.『Earth』のオープニングナンバー、 『マザー・アース (自然の讃歌)』は、70年代の初め頃、ヤングがネイティヴ・アメリカンの人からもらったベルトのバックルからインスピレーションの一部を得て作られた。


そこには『母なる地球に敬意を』と書かれていた。手作りの、大きな銀製のバックルで、ハンドメイドの刻印があって、魂がこもっていた。メロディは、古い賛美歌にアレンジを施した。この曲はアルバムの中でもっとも挑戦的だし、これこそこのアルバムの趣旨なんだ。これ以外の曲については、いろいろな視点が積み重なることで何かを感じさせようとしている。このアルバムにはたくさんの愛が詰まっていて、みなさんにも感じてもらえると思う。それが命ということなんだよ。

Translation By Kuniaki Takahashi

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