「こ のコレクションに同梱されたレアな写真や、ルーの遺した音楽に対する素晴らしい言葉の数々も、とても貴重だと思う。天才的なアナリストであり、辛辣な評論 家でもあったルーのインタビューの中に散りばめられた多くの言葉からは、彼のクレイジーともいえるユーモアのセンス、寛大さ、広い世界観、音楽の重要性に 対する彼の価値観がよくわかる。ルーの音楽を好きなファンなら、このコレクションもきっと気に入ってくれると思う。このボックスセットをリリースしてくれ るソニーには本当に感謝している」と、アンダーソンは続けた。
ルー・リードの『The RCA & Arista Album Collection』は、17枚のCDにアルバム16枚が収録されている。プ ロデューサーであるハル・ウィルナーはボックスセットのライナーノーツの中で、「2013年6月〜7月にかけて、ルーが自身の多くの過去の作品に聴き入 り、リマスター作業をする姿を眺めているのは本当に幸せな時間だった。これはルーの正に＂ラスト・プロジェクト＂である。リマスター作業中にルーが、それ まで自分自身も気づかなかった微妙なサウンドを再発見し嬉しそうにしている姿を、周囲の人間は美しい思い出として記憶している。彼が亡くなるまで4か月に 満たない時期だったことを考えると、この彼との最後の思い出はより貴重なものになる」と書いている。
