エレクトリック・デイジー・カーニバル

Photo by Ethan Miller/Getty Images

開催日:6月17日~19日

開催場所:ネバダ州ラスべガス

フェスの特徴:最近はアメリカ国内各地でEDMフェスティバルが行われているが、その中でも極めつけの祭典といえば、やはりEDCだ。ダトシクやイエロー・クロウなど、大勢のアーティストの中のティエストといったところか。そしてもしティエストやダトシク、イエロー・クロウのレイヴに興味があるなら、ここががうってつけの場所である。ラインナップはまだ発表されていないが、おそらく出演するDJより、出演しないDJを数えたほうが早いだろう。また、『ウィー・アー・ユア・フレンズ』を劇場で観た数少ない人の一人で、ザック・エフロンとエミリー・ラタコウスキーが、旋回するライドや音楽、人混みの中を駆け抜けるシーンをどうしても再現したければ、やはりEDCに行くべきだ。

必見アーティスト:TBA

オフィシャル・サイト:electricdaisycarnival.com


エレクトリック・フォレスト

Photo by Tobin Voggesser

開催日:6月23日~26日

開催場所:ミシガン州ロスベリー

フェスの特徴:エレクトリック・フォレストのコンセプトはまさに文字通り、電飾が施された森の中でEDMを楽しむイベントである。テントを張るか、ログ・キャビンを予約して、背後で響くバスを聴きながら、ポストヒッピーの夢の世界を探索しよう。エレクトリック・フォレストでは、ダンス・ミュージックとジャム・バンドが交わるベン図から、毎年選りすぐりのアーティストがラインナップに並ぶ。今年は、このスタイルの融合を再び普及させたバスネクターが、メジャー・レイザーと共にヘッドライナーを務め、ザ・ストリング・チーズ・インシデントは3晩続けて登場する予定だ。マジカルな光の演出がない昼間のステージにも、ロウリーやエジプシャン・ラヴァー、ラスコといった魅力的なアーティストが出演する。

必見アーティスト:バスネクター、メジャー・レイザー、フェティ・ワップ、バウアー、ポーター・ロビンソン、バルカン・ビート・ボックス、カマシ・ワシントン

オフィシャル・サイト:electricforestfestival.com


サマーフェス

Photo Courtesy of Milwaukee World Festival, Inc.

開催日:6月29日~7月10日

開催場所:ウィスコンシン州ミルウォーキー

フェスの特徴:名の知れたフェスティバルがヤッピーや若者を惹きつけるのに対し、サマーフェストはタイダイ柄にキャメルバックを持って歩き回るミルウォーキーのすべての人々を誘い出す。平日の入場料はわずか13ドルと、これほど入手しやすいチケットは他にはないだろう。そして、セレーナ・ゴメス、ザ・ルーツ、ウィリー・ネルソン、マーティン・ギャリックス、ジョーン・ジェット、カーク・フランクリンといった、100人以上の多彩なアーティストが出演する祭典にもかかわらず、予約をする人間はほとんどいない。川沿いのマーカス・アンフィシアターで行われるポール・マッカートニーとルーク・ブライアンの公演は、別料金のチケットが必要だが、後はご自由にどうぞ。

必見アーティスト:ポール・マッカートニー、ピーター・ガブリエル、スティング、ルーク・ブライアン、ウィーザー、クリス・ステープルトン、 ブレイク・シェルトン、デフ・レパード、ケイシー・マスグレイヴス、ウィリー・ネルソン、マーティン・ギャリックス、ビリー・アイドル、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ、ウィアード・アル・ヤンコビック、チープ・トリック、バックウィート・ザディコ、モーリス・デイ&ザ・タイ

オフィシャル・サイト:summerfest.com


エッセンス・フェスティバル

Photo by Josh Brasted/FilmMagic

開催日:6月30日~7月3日

開催場所:ルイジアナ州ニューオリンズ

フェスの特徴:アメリカにおける黒人文化の祭典であるエッセンス・フェスティバルは、今年も豊富なラインナップを揃えている。辛辣なMCのケンドリック・ラマー、世界の歌姫マライア・キャリー、著名なソングライター兼プロデューサー、ケニー"ベイビーフェイス"エドモンズ 、そして再結成したパフ・ダディ・アンド・ザ・ファミリーは、出演者のほんの一部に過ぎない。7月1日のメイン・ステージでヘッドライナーを飾るマックスウェルは、同日にリリースする待望のニュー・アルバム『blackSUMMERS’night』から新曲を披露するとみられる。さらに、スーパー・モデルから実業家に転身したタイラ・バンクス、ライフ・コーチのイアンラ・ヴァンザント、そしてアル・シャープトン牧師がスピーカーとして登場するほか、起業に関するセミナーや単独出版の著書を扱うブックストアなど、音楽以外の見どころも多い。

必見アーティスト:ケンドリック・ラマ―,マライア・キャリー、マックスウェル、パフ・ダディ・アンド・ザ・ファミリー、チャーリ・ウィルソン、ケニー"ベイビーフェイス"エドモンズ、ロバート・グラスパー・エクスペリメント、ジ・インターネット、エステル、ジェレミ、ティンク、トゥイート、アンドラ・デイ
オフィシャル・サイト:essence.com/festival


フォーキャッスル

Photo by Willie MacLean

開催日:7月15日~17日

開催場所:ケンタッキー州ルイヴィル

フェスの特徴:オハイオ川を臨む広大な敷地で開催されるケンタッキー州ルイヴィルのフォーキャッスルは、アメリカ中西部における最も素晴らしいフェスの一つへと成長した。14年目に突入した今年は、世界を魅了するアラバマ・シェイクスやギタリストのゲイリー・クラーク・ジュニアなど、フェスティバルの忠実なサポーターが大勢登場する。さらに、フォーキャッスルでは音楽だけでなく、ケンタッキーの特産品も楽しむくことができる。ブルーグラス州(ケンタッキー州の別称)で最も有名な輸出品といえばバーボンだが、場内のバーボン・ロッジでは、大小さまざまな蒸留所で生産されたバーボンを堪能できる。また、ケンタッキー・ランディングでは、地元のベンダーが扱う衣類、宝石、芸術品や食べ物など数多く紹介している。

必見アーティスト:アラバマ・シェイクス、ライアン・アダムス、ゲイリー・クラーク・ジュニア、ジ・アヴェット・ブラザーズ、シルヴァン・エッソ、ダニー・ブラウン、ブラックベリー・スモーク

オフィシャル・サイト:forecastlefest.com

Translation by Aki Urushihara

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