Illustration by Ryan Casey

ニューポート・ジャズ・フェスティバルからエレクトリック・デイジー・カーニバルまで、2016年必見のサマー・フェス大特集!

我々を最も夢中にさせるアメリカのサマー・フェス30選をご紹介。
この夏、行ってみたいフェスがきっと見つかるはずだ。

モーグ・フェスト

Carlos Gonzales/Moogfest

開催場所:ノースカロライナ州ダーラム

フェスの特徴:幅広い音楽を取り入れたアメリカ国内でもよく知られるモーグフェスト。メインストリームだけではなく、最先端のアーティストも参加し、革新的なアイディアを探るパネル・ディスカッションなども行われる。今年は、ディーヴォのマーク・マザーズボー、ジャネル・モネイのレーベル、ワンダランドに所属するチャック・ライトニングらがスピーカーとして登場する。また夜の部には、ゲイリー・ニューマン、ローリー・アンダーソン、GZAが出演する予定だ。モーグフェストが掲げる折衷主義において、LGBTを差別する法律として物議を醸しているノースカロライナ州法の可決は、大きな意味を持つ。「LGBTQ+の解放は、幅広い音楽文化を形成する要素に深く関わっています」モーグフェストの主催者は、オフィシャル・サイトを通じて声明を発表した。「私たちは演壇、ステージ、そしてダンスフロアで、全ての人々を受け入れる思いやりのある世界を表現します」

必見アーティスト:オデッザ、グライムス、マイク・スノウ、ゲイリー・ニューマン、 ジザ、ローリー・アンダーソン、エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ、ブラッド オレンジ、サンO)))、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、ジ・オーブ、アクトレス、ダニエル・ラノワ、ドーン、フローティング・ポインツ・アンサンブル、コード9、ティム・ハッカー、トーリー・レインズ

オフィシャル・サイト:moogfest.com


ハングアウト・ミュージック・フェスティバル

Photo by Erika Goldring/WireImage

開催日:5月20日~5月22日

開催場所:アラバマ州ガルフ・ショアーズ

フェスの特徴:アメリカ国内のビーチで催されるどんなパーティにも引けを取らないゴージャスなフェスティバルが、アラバマ州メキシコ湾に面する白い砂浜で繰り広げられる。暑さが最高潮に達し、続々登場するスターのステージに疲れたら、こっそり会場を抜け出しハンモック・ビーチに行くといい。歩いて渡れる海水のラグーンがあり、日陰で涼んだり、ハンモックで寛ぐことも。スカイバー・タワーからは、フェスティバルの全景を見渡すことができる。

必見アーティスト:ザ・ウィークエンド、カルヴィン・ハリス、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、アラバマ・シェイクス、エリー・ゴールディング、レニー・クラヴィッツ、グライムス、ハイム、フェティ・ワップ、コートニー・バーネット

オフィシャル・サイト:hangoutmusicfest.com


サスクワッチ・ミュージック・フェスティバル

Photo by Tim Mosenfelder/Getty Images

開催日:5月27日~5月30日

開催場所:ワシントン州クインシー

フェスの特徴:ゴージ・アンフィシアターは、シアトルとスポーケンの中ほどの渓谷地帯にある、世界有数の絶景を誇る野外ホールである。カスケード山脈の麓、コロンビア渓谷の尾根に位置し、”アンフィシアター(円形劇場)”の名前の由来となった苔むした峡谷からは、雄大なコロンビア川の景色を楽しむことができる。サスクワッチの出演交渉担当者が豪華なラインナップを揃えていなければ、フェスティバルそのものより、その景観の素晴らしさに心を奪われてしまいそうである。

必見アーティスト:ザ・キュアー、スフィアン・スティーヴンス、ディゲブル・プラネッツ、エム・エイティースリー、グライムス、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、カリブー、フォー・テット、ディスクロージャー、メジャー・レイザー、ジェイミー・エックス・エックス、マック・デマルコ

オフィシャル・サイト:sasquatchfestival.com
 

ムーヴメント・エレクトロニック・ミュージック・フェスティバル

Photo by Douglas Wojciechowski

開催日:5月28日~30日

開催場所:ミシガン州デトロイト

フェスの特徴:2000年以降、デトロイトのダウンタウンで開催されているムーヴメントは、EDM世代がエレクトロニック・ミュージックの文化のルーツにオマージュを捧げる機会を与えている。ケビン・サンダーソン、ホアン・アトキンス、カール・クレイグといったテクノとハウスの第一人者が、現代のカリスマ的存在であるフォー・テットやカリブーと共にパフォーマンスを披露する。このイベントはメモリアル・デーを含む週末の3日間、ハート・プラザで開催され、プレ・パーティーやアフター・パーティーも多数行われる。今年一番の見どころは、興味深い3Dセットを作成する予定のドイツのグループ、クラフトワークだ。

必見アーティスト:クラフトワーク、カリブー、カール・クレイグ、デイム・ファンク、フォー・テット、セス・トロックスラー、ボーイズ・ノイズ、ビッグ・フリーダ、ジョン・ディグウィード、リッチー・ホゥティン、ダニー・テナグリア

オフィシャル・サイト:movement.us

ザ・ガバナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバル

photo by Mark Makela/Corbis/Getty

開催日:6月3日~5日

開催場所:ニューヨーク州ニューヨーク

フェスの特徴:全く行動が予測できないカニエ・ウェストを捉えるチャンスは、この夏に唯一ヘッドライナーとして出演が決まっているこのガバナーズ・ホールだ。他にも、ザ・ストロークス、ザ・キラーズ、ベック、ミゲル、コートニー・バーネットといった一流アーティストが出演する。ボーナスポイントとして、トレンドを発信するブロガー(音楽業界の元重役)がレストランのレビューサイト『the Infatuation』で紹介する、パパイヤ・キングのクラシック・ホットドッグや、モモフク・ミルク・バーのうっとりするような味わいは、フェスティバルの食事を新たな高みへと引き上げている。

必見アーティスト:カニエ・ウェスト、ザ・ストロークス、ザ・キラーズ、ベック、ミゲル、コートニー・バーネット、ハイム、チャーチズ、 ジェイミー・エックス・エックス、イーグルス・オブ・デス・メタル、トーレス, ゲイリー・クラーク・ジュニア、エム・エイティースリー、マイク・スノウ、ブリー

オフィシャル・サイト:governorsballmusicfestival.com

Translation by Aki Urushihara

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE