アデルはベルギーのコンサートで、「LGBTQコミュニティのみんなは、私が幼い頃からのソウルメイトのよう、だから本当にショックなの」と発言した。
6月12日、アデルのベルギー、アントワープでのコンサートは、50名が死亡し53名が負傷した恐ろしいフロリダの銃乱射事件を反映して重苦しい幕開けとなった。アデルは、このショーを「オーランドと昨夜ナイトクラブ"パルス"にいたすべての人々」に捧げるとし、次のように加えた。「LGBTQコミュニティのみんなは、私が幼い頃からのソウルメイトのよう、だから本当にショックなの」。
ファンによるYouTubeのクリップ(The Wrapより)には、アルバム『25』のシンガーがステージの幕開けに感極まって涙を見せるシーンが収められている。「なぜもう泣いてしまったのかわからないわ。だって、今夜はほとんどがとっても哀れなショーなの。私の曲はひどく哀れなものばかりだから」と彼女は続けた。「ハッピーに聴こえる曲も2曲あるけど、ハッピーな曲ではないのよ」。
アデルが現在行っているヨーロッパでのツアーには、13日と15日のあと2回、アントワープでのショーが含まれている。少し間を空けて、7月5日にはミネソタ州セント・ポールから始まる大規模な北米ツアーが予定されている。
アゲインスト・ミー!のローラ・ジェーン・グレイスは、ローリングストーン誌に"異常"な乱射事件への怒りを語った。「確かに銃はそうした文化が育つ一部分だった」と彼女は言う。「みんなに"おい、政府が俺たちの銃を取り上げようとしているぞ"、と言っているのと同じ人々が、今回のような異常事態になると"奴らが銃を手に入れたいまいましい経路について、管理が行き届いていないと思わないか?"って言うの。いったい何なの?」