スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲン、ジャズの巨人ソニー・ロリンズを称賛

「ジャズはティーンエイジャーだった10代の僕の命を救ってくれた」と、フェイゲンがジャズ・ファウンデーション・オブ・アメリカの慈善コンサートで語った。

2015年10月22日、アポロ・シアターで行われたジャズ・ファウンデーション・オブ・アメリカ(以下、JFA)の慈善興行"ア・グレート・ナイト・イン・ハーレム"に、キース・リチャーズが姿を現した。ヴォーカリスト、メリー・クレイトンへの表敬が目的だ。その催しにスティーリー・ダンの共同リーダー、ドナルド・フェイゲンも姿を見せ、JFAのライフタイム・アチーヴメント・アワードを受賞した85歳になるサキソフォーンの巨人、ソニー・ロリンズへのトリビュートで演奏した。上のビデオには、リサ・フィッシャーやレイ・パーカーJr.、そして栄誉あるロリンズ自身のコメントと共に、フェイゲンの演奏と彼のロリンズヘの想いを語る場面が収められている。

下のビデオには、フェイゲンによる『ポールズ・パル』全編が収められている。この曲はロリンズがジョン・コルトレーンとの競演した1956年のアルバム『テナー・マッドネス』からのオリジナルだ。アポロのステージに立ったフェイゲンと共に、トランペットにランディー・ブレッカー、テナー・サックスにジミー・ヒース、ベースにはバスター・ウィリアムスでドラムにはアル・フォスターと、ベテランのジャズ・プレイヤーが囲む。「彼はハイスクール時代のアイドルの一人でね、」とフェイゲンはロリンズについて語る。「ジャズはティーンエイジャーだった僕の命を救ってくれたし、僕は生涯を通じてソニーのファンであり続けるだろう」。


Translation by Kise Imai

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