レディー・ガガ、ダライ・ラマと平和を語る

レディー・ガガはダライ・ラマと対面し、優しさの重要性、心の平穏を見出すこと、そして苦しみを克服することについて語り合った(Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Born This Way Foundation)

チベット仏教の最高指導者のダライ・ラマが、摂食障害、自傷行為、そして自殺についてレディー・ガガと語った。

レディー・ガガは6月26日、ダライ・ラマ14世と会談し、その模様はフェイスブックのライブ動画で放映された。20分ほどの会話の中で、レディー・ガガとダライ・ラマは、優しさと思いやりの力と、心の平穏を見出すこと、そして個人的な問題で苦しむ人々へのダライ・ラマの智慧について語り合った。

「自己否定、摂食障害、中毒、自傷行為、そして自殺の問題を抱える若い人々をどのようにお救いになりますか?」とガガはダライ・ラマに尋ねた。精神的指導者は、この時代にあって重要なのは、物質主義に囚われないことと「我々の生の一部としての思いやり」だと説明する。「あなたの心の姿勢が大切なのです」と、ラマは言う。「あなたの心の姿勢は、自信と未来を見る力で安定するのです」

「つまり、おっしゃっているのは、他人を慈しみ、思いやりの心を持てということですね。それが目的意識をもたらす。そしてそれは孤独感や疎外感を和らげてくれる。だから私たちは皆すべてつながっているということが分かる」とガガが加えた。

フェイスブックでライブ中継されたこのガガのインタビューは、放映から約300万人が視聴しているが、ラマはこれを見ている若者たちに向けてメッセージを続けた。「未来は、若い世代に委ねられています。過去は、誰にも変えることはできません。未来は、それでもやって来ます。ですから、そこには変化の可能性があるのです」と彼は言った。「若い世代は、今よりも健全な環境を作らなければならないのです」。

Translation by Kise Imai

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