スリップノットとマリリン・マンソンがジョイントツアーを開始:コリー・テイラーが語る二人の関係

テイラーによると、間もなく始まるツアーは去年の内容とは大幅に異なるという。セットリストが一新されただけでなく、ステージ用映像の面でも新たなアプローチを試みる予定だ。彼はこう話す。「俺たちが考えるアートを、少しでも多くファンと共有したいと思ってる。マジで素晴らしい出来だからね」

スリップノットとしてのツアー以外にも、テイラーは数多くのプロジェクトを同時に進行させている。春にBeats 1で自身の番組『A Series of Bleeps』をスタートさせたほか、今後はストーン・サワーとしてのレコーディングも予定しているという。

またテイラーは、今年出版された著書『You’re Making Me Hate You』に続く、『America 51』を現在執筆中だという。「この国で現在起きていることと、過去に起きたことについての本なんだ」彼はそう語る。「俺が考えるアメリカの歴史、そして未来についてってとこだ。自分でも内容を気に入ってるし、評判もすごくいいんだよ。『一刻も早く完成させろ!』っていう出版社からの催促がうるさくて大変だけどね。今年1冊出したんだから、もうちょい時間をくれたっていいだろって感じさ。でも周囲からの期待はありがたいから、できるだけ早く完成させたいと思ってるよ」

オブ・マイス・アンド・メンを前座に迎え、ナッシュビル公演を皮切りにスタートするスリップノットとマリリン・マンソンのジョイントツアーは8月末まで続く。テイラーが脊髄の緊急手術を受けたことを理由に、バンドは3週間におよぶツアー日程の変更を余儀なくされていた。「手術は成功して、順調に回復している」テイラーは手術後にそうコメントしている。「ステージに立つまでにはもう少し時間が必要だが、どうか待っていて欲しい。いつも俺を支えてくれるファンに、心から感謝している」

またバンドが例年開催しているノットフェストは、今年はオズフェストとの共同開催という形で、9月にカリフォルニアのサンベルナルディーノで行われる。

Translation by Masaaki Yoshida

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