ビヨンセ、黒人男性射殺事件を受けコメント発表:「有色人種やマイノリティに対する戦争は、終わらせるべき」

警官による黒人男性と女性の殺害について、「有色人種やマイノリティに対する戦争は、終わらせるべきです」とパワフルなオープンレターを投稿したビヨンセ。 (Photo by Kevin Mazur/WireImage )

「私たちに必要なのは、同情ではありません。必要なのは、私たちの命を全ての人に尊重してもらうことなのです」

ビヨンセが、黒人男性アルトン・スターリングとフィランド・キャスティルの射殺事件を受け、警官の不当で残忍な行為に対するパワフルで鋭いコメントをオフィシャルサイトに投稿した。7月5日と6日(米時間)に発生した 2件の警官による黒人男性射殺事件の様子を捉えた動画は、事件後数時間の間にインターネット上で瞬く間に拡散された。

「私たちのコミュニティの若い男女の命が奪われることに、うんざりしています」の一文で始まる声明文は、黒色の背景に白い文字で綴られている。「立ち上がり、"私たちを殺すのを止めて"と要求するかどうかは、私たち次第なのです。私たちに必要なのは、同情ではありません。必要なのは、私たちの命を全ての人に尊重してもらうことなのです」

2016年5月(国内盤は7月)にリリースされたアルバム『レモネード』の収録曲『フォーメーション』で黒人賛美的な内容を歌った ビヨンセの同声明文は、社会に「人種、ジェンダー、性的志向なんて関係ない」ことを切々に訴えるものになっている。また、ビヨンセは、アルトン・スターリングとフィランド・キャスティルの家族、彼らの死を深く悲しむ人々、そして警官の残忍な行為の犠牲者に向けて、哀悼と祈りの言葉を綴っている。「恐怖は言い訳にはなりません。そして憎しみが勝利することもないのです」

Translation by Miori Aien

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