パール・ジャム、22年ぶりに『Angel』を演奏

パール・ジャムは、ライド・フェスティバルでのコンサートで、1993年のクリスマス・シングル『Angel』を22年ぶりにライヴで演奏した。(Photo by Josh Brasted/WireImage)

パール・ジャムは、テルライドで行われたライド・フェスティバルで、『Angel』(1993年)、そして『Santa Cruz』(2009年)の2曲のクリスマス・シングルを掘り起こした。

パール・ジャムの2016年のツアーは、バンド結成25周年をステージで祝う意味合いから、過去のレパートリーを深く掘り起こしている。『TEN』、『Vs.』、『バイノーラル』のフル・アルバムの演奏や、スティング、ドゥービー・ブラザーズの予期せぬカバーも登場した。彼らは、7月9日にコロラド州テルライドのライド・フェスティバルで行われたバンド名義のギグで、またもや観衆を驚かせた。1993年のクリスマス・シングル『Angel』を、1994年以来初めて演奏したのだ。

「次の曲は、あまりプレイしてこなかったのを知っている人もいるだろうし、知らない人もいるだろうね」とヴェダーは演奏の前に聴衆に語りかけた(Stereogumより)。「この曲は以前の僕らのドラマー、デイヴ・アブラジーズが書いたんだ。彼が元気でいることを祈るよ」。

アブラジーズがパール・ジャムに加入したのは『TEN』のレコーディングの直後で、1991年のこのデビューLPのツアーのバンドのドラマーとしてだった。彼は『Vs.』と『ヴァイタロジー』の制作の大半までパール・ジャムの一員だったが、最終的には1994年に解雇され、ジャック・アイアンズが後任となった。2015年には、テキサス州デントンで、規制薬物に関する問題で2種類の逮捕状がアブラジーズに出されている。

パール・ジャムが『Angel』を演奏したライヴは数回。1992年のブリッジ・スクールの慈善コンサートで、アブラジーズがギターを弾いたアコースティック・バージョンはそのうちの1回だ。

Translation by Kise Imai

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