「そもそもなぜ彼女は有名だったのかを思い出させてくれる」—『バック・トゥ・ブラック』のプロデューサーがドキュメンタリー映画『AMY エイミー』について語った。
アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞を受賞した、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『AMY エイミー』が、2016年7月16日(土)より日本公開される。この激しく、深く踏み込んだ映画を米批評家たちが絶賛する一方で、アメリカでは彼女に最も近かった人々の一部からは『AMY』に反対するキャンペーンが繰り広げらた。ワインハウスの家族は、エイミーの父、ミッチが否定的に描かれているとして、自分たちがこのドキュメンタリーに"無関係だ"との声明を出している。一方で、ワインハウスと最も親しいコラボレーターの1人で、アルバム『バック・トゥ・ブラック』のプロデューサーであるマーク・ロンソンは、この映画はワインハウスが"天才"だったことを捉えていると称賛した。
「もちろん、この映画を見るのはキツいよ。思い出が甦ってくるからね」と、ロンソンは昨年ミラー紙に語っている。「だけど、僕が気に入っているのはこういうことだ。僕の妻はエイミーに会ったことがなくて、僕は彼女にエイミーとのスタジオの中でのことや、クレバーでウィットに富んだ彼女の言葉とかについていつも話しているんだけど、僕らがこの映画を見た後で、妻はこう言ったんだ。"これで分かったわ。やっと、あなたが話していたエイミーに会えた"って。彼女のそうした面についてみんなが知っているわけじゃないってことを、僕は忘れていたのさ」。