テイラーが『ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー』に対して持つ権利とは?なぜ"今"話題を集めることになったのか?
テイラー・スウィフトのファンの憶測は正しかった。テイラーの代理人が、カルヴィン・ハリスとリアーナのコラボレーション曲『ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー』の作詞のクレジットにあるNils Sjobergの正体が、テイラー・スウィフトであることを公式に発表した。
テイラーの元恋人カルヴィン・ハリスも、テイラーが歌詞を書き、曲の一部のヴォーカルを担当したことを認めている。その一方で、DJ界のスーパースターのカルヴィンはTwitterで、テイラー側が秘密を明かしたのは「元カレを傷つけること」が理由で、テイラーには「ケイティ(・ペリー)の時みたいに葬る相手が新たに必要」であったのではないかと主張した。カルヴィンの怒りのツイートは、元恋人テイラーとのコラボレーションが実現した経緯に対する疑問を残すこととなり、この話題もより複雑化した。カルヴィンの代理人は、この件に関するコメントを控えている。
なぜテイラー・スウィフトは、コラボレーションを秘密にしていたのか?
「彼女が秘密にすることを望んでいたから、別名義になったわけ」とカルヴィンはツイートし、テイラーがBMIにも登録されている偽名Nils Sjobergを使用したことを認めた。『ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー』は、テイラーがクレジットなしにヴォーカルの一部を担当しているが、テイラーが作詞のみをクレジットされた楽曲としては、ケリー・ピックラーの『ベスト・デイズ・オブ・ユア・ライフ』に続く2 曲目となる。テイラーといえば、ライヴで多くのカヴァー曲を披露することはあるものの、他のアーティストの作品にゲスト参加することはめったにない。そんな彼女が、最後に恋人とコラボレーションを実現させたのは、ジョン・メイヤーの『ハーフ・オブ・マイ・ハート』に参加した2010年のことだった。