レッチリ、ミュージック・ビデオ 人気ベスト10

3位『アザーサイド』

ドイツ表現主義にインスパイアされた、ゴシックで立体派芸術を思わせる世界観を表現した『アザーサイド』

ドイツ表現主義にインスパイアされたという『アザーサイド』のビデオが描くのは、ゴシックで立体派芸術を思わせる世界観だ。若者がさまよい続ける悪夢のような世界は、薬物依存の克服に伴う苦痛の象徴なのかもしれない。

2位『バイ・ザ・ウェイ』

バンドの大ファンのタクシードライバーがアンソニー・キーディスを誘拐する『バイ・ザ・ウェイ』

『バイ・ザ・ウェイ』のミュージック・ビデオは、バンドの大ファンのタクシードライバーがアンソニー・キーディスを誘拐するというドラマ仕立てな内容となっている。過激な運転と奇妙な行動で気を引こうとするドライバーに危機を感じたアンソニーは、フリーとジョンにメールで助けを求める。事態の深刻さに気づき、フリーの車に乗り込んだ2人は見事にアンソニーを救出してみせる。しかしその直後、ドラマーのチャド・スミスが同じタクシーに乗り込んでしまう・・・

1位『ファイト・ライク・ア・ブレイブ』


アンソニー・キーディスの薬物依存性の克服を歌った『ファイト・ライク・ア・ブレイブ』。このミュージックビデオに登場するオリジナルメンバーのヒレル・スロヴァクは、後にこの世を去ることになる。

『ファイト・ライク・ア・ブレイブ』は、アンソニー・キーディスの薬物依存性の克服を歌ったドラマチックな曲だ。このミュージックビデオに登場するオリジナルメンバーのヒレル・スロヴァクは、その1年後にヘロインのオーバードーズでこの世を去っている。若さゆえのエネルギーに満ち溢れ、どんなに馬鹿げた状況でも無邪気に振る舞うメンバーたちの姿は、映画『ロストボーイ』を彷彿とさせる。

Translation by Masaaki Yoshida

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