オジー&ジャックのオズボーン親子、世界を巡る新番組がスタート:「これはお笑いさ」

30歳になったジャックは、リアリティ番組『オズボーンズ』出演以降、テレビや映画の裏方として働いている。「あの頃は不安定でやんちゃなティーンエイジャーだった」と、オズボーン一家をオジーと同じレベルにまで有名にしてしまった番組当時を振り返って笑う。しかし番組はジャックにとって良い経験だった。彼は番組を通じて、カメラの前に立つ者ではなく後ろ側にいる人間の方が全体をコントロールする権限を握っていることを知った。その後ジャックはドキュメンタリー『Bed Stuy: Do or Die』、ナショナルジオグラフィックの『荒くれドッグス(原題:Alpha Dogs)』、オジーやブラック・サバスのいくつかのドキュメンタリーの制作に関わった。

『Ozzy & Jack’s World Detour』は、ジャックが友人のプロデューサーと新たなプロジェクトのアイディアを練っている時にその友人が、「(67歳になるオジーと)親子で歴史番組でもやってみたら?」とポロッと言ったことがきっかけだった。それまでジャックは、オジーのテレビ番組出演の話は拒否してきた。「親父がテレビ出演を嫌がっていたんだ」。しかしジャックは歴史番組のアイディアに乗ることを決めた。ジャックが幼い頃、父親がテレビの歴史番組を好んで観ていたことをおぼろげながら覚えている。息子はオジーのそんな姿に子供ながらショックを受けたという。

オジーはずっと歴史オタクでもあった。「1948年生まれの俺がまだ小さいガキの頃は、よく爆撃跡で遊んだものさ。戦後だいぶ経ってからテレビで戦争についての映画を観て、戦争という愚かな行為に興味を持つようになった」。

Translation by Smokva Tokyo

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