エイミー・ワインハウス:知られざる偉大な未発表曲10選

Photo by Rob Verhorst/Redferns





『All My Loving』
エイミーの死後に発表されたアルバム『Amy Winehouse at the BBC』には、彼女が英BBCのテレビとラジオの特別番組で収録した、高音質のセッション音源が収められている。しかし、エイミーの創意に富んだ数多くのカヴァー曲は未発表のままだ。未発表カヴァー曲には、アメリカン・スタンダーズ『センチメンタル・ジャーニー』、2004年のビリー・ホリデイを追悼するラジオ・ドキュメンタリー・シリーズ『Billie and Me』で披露されたブルースのコアな一曲『エイント・ノーバディズ・ビジネス』、さらにはローリン・ヒル、マイケル・ジャクソン、マーヴィン・ゲイといった現代のアーティストのカヴァー曲などが含まれている。その中で最も素晴らしい一曲が、2004年のテレビ・ドキュメンタリー番組『Glastonbury Calling』のために収録された、この魂のこもったビートルズのアコースティック・カヴァーだ。



『You Always Hurt the Ones You Love』
エイミーの生活は2011年の初めまでに安定し、彼女は長く待ち望まれた3枚目のアルバムの制作に再び取りかかることができた。そしてアルバムの制作にあたり、エイミーは『バック・トゥ・バック』のセッションに参加した、マーク・ロンソンとサラーム・レミとタッグを組んだ。「この曲は、たしか彼女が亡くなる数週間前には書き終わっていたはず」。サラーム・レミはこう回想する。「把握している限りでは、14曲あったんだ。どんなことが起きても、音楽はそこにあった」。アルバムには、この悲しげな『You Always Hurt the Ones You Love』も収録される予定だったという。同曲のフルバージョンが存在するかどうか、それは未だ明らかになっていない。ドキュメンタリー映画『AMY  エイミー』では、失敗に終わった恋愛に対する心痛む批判をエイミーが朗読するという、心打たれるシーンを見ることができる。

Translation by Miori Aien

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