ノラ・ジョーンズの新作アルバムのリード・シングル、『キャリー・オン』を聴く

Photo by Douglas Mason/Getty Images

ノラ・ジョーンズが新作アルバムでニール・ヤングとデューク・エリントンの曲をカヴァー。ゲストには、ウェイン・ショーターとブライアン・ブレイド。

ノラ・ジョーンズは、新作アルバム『デイ・ブレイクス』を10月7日にリリースすると発表した。2012年の『リトル・ブロークン・ハーツ』以来のアルバムとなる。また、ジョーンズは同時に、新作アルバムのリード・シングルとなる優しい歌、『キャリー・オン』のビデオも公開した。キッチンで踊る老夫婦に、ジョーンズは少し離れたところから見守りながら歌を捧げている。


ノラ・ジョーンズがリリース予定の新作アルバム『デイ・ブレイクス』のリード・シングルである優しい歌、『キャリー・オン』のビデオを公開。

12曲が収められたアルバムには、9つの新曲のほかニール・ヤング(『ドント・ビー・ディナイド』)、ホレス・シルバー(『ピース』)、デューク・エリントン(『アフリカの花』)のカヴァー曲も含まれている(ジョーンズは以前、年に1度のオールスターによるコンサート、"ニール・フェスト"でヤングの曲をカヴァーしている)。サックス奏者のレジェンド、ウェイン・ショーター、オルガン奏者のロニー・スミス、ドラマーのブライアン・ブレイドも、ゲストとしてこのアルバムに参加している。

前作『リトル・ブロークン・ハーツ』は作曲にギターを使ったアルバムだったが、今作ではオリジナル9曲をピアノで作曲しており、ジョーンズのルーツでもありグラミー賞を受賞した大ヒット・アルバム『ノラ・ジョーンズ』(原題:『Come Away With Me』)への回帰が感じられる。

「この新作アルバムで一巡した感じがするわ。昔に影響を受けたものに戻っているのよ」と、ジョーンズは『デイ・ブレイクス』について語っている。「最初のレコードの後、私は少しピアノから離れてしまった。弾いてはいたけれど、作曲の時はギターの方がインスパイアされたの。このレコードでピアノを弾くのは本当に楽しかったわ」

Translation by Kise Imai

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