コナー・マクレガーはいかにしてWWEレスラー全員を激怒させたのか

UFCチャンピオンのコナー・マクレガー( Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Getty Images)

リック・フレアからサーシャ・バンクスまで、誰もがUFCのスター選手、コナー・マクレガーを追いかける。その理由とは。

UFCチャンピオンのコナー・マクレガーが、『UFC 202』で行われたネイト・ディアスとの再戦前のカンフェランス・コールでWWEスーパースターズ(WWE所属のプロレスラーの呼称)のことを大胆にも"頭のいかれたプッシー野郎"と罵倒、プロレス界を激怒させている。

『UFC 196』で敗戦を喫したディアス(戦績19勝11敗、うちUFC戦績14勝9敗)に雪辱すべく、再び2階級あげてウェルター級戦に臨んだ現UFCフェザー級チャンピオンのマクレガー(戦績20勝3敗、うちUFC戦績8勝1敗)は、記者から将来WWEと交わることはあり得るのかと尋ねられた。

元UFC王者のロンダ・ラウジーがザ・ロックを伴って2015年の『レッスルマニア31』に登場したことを除くと、プロ格闘家がトップレベルでプロレスに転向した前例はほぼ皆無である。しかしながらその逆はあり、ブロック・レスナーとCMパンクはすでにWWEからUFCに戦場を移している。

マクレガーは、転向にはまったく興味がないと明言した一方で、7月の『UFC 200』でマーク・ハントと復帰戦を行った際に、米国アンチドーピング機関(USADA)から2件のドーピング検査違反の疑いをかけられているレスナーにも口撃を仕掛けたのであった。

「WWEについてはこう思っている」と記者会見でマクレガーは語った。「あいつらはほとんど全員、プッシー野郎だとオレは思っている。オレに言わせれば、頭のいかれたプッシー野郎だ。ブロック(・レスナー)はたしかにUFCにやってきて戦った。しかし結局のところ、目玉の中までドーピング漬けになっていたわけだ。どうすればリスペクトできるんだ。もう1人の男(CMパンク)はまだ試合すらしていない。だから彼のことは何も分からない」

Translation by Kuniaki Takahashi

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