フレディ・マーキュリー、70歳の誕生日に自らの名前を冠した小惑星を贈られる

70回目の誕生日を迎えた故フレディ・マーキュリー。(Photo by Waring Abbott/Getty Images)

「ちっぽけな光の点だけど、とても大切な光の点さ。いつか僕らもあそこへ行けるだろう」とブライアン・メイは言った。

フレディ・マーキュリーの70回目の誕生日を祝し、火星と木星の近くを周回する小惑星に彼の名前が付けられた。クイーンのギタリストで天文物理学者でもあるブライアン・メイが明らかにした。

「国際天文学連合の小惑星センターはフレディ・マーキュリーの70回目の誕生日を記念して、小惑星番号:17473にフレディの名前を付けることを決定した。今後この天体は"小惑星 17473 フレディマーキュリー(Asteroid 17473 Freddiemercury)"と呼ばれることになる」と、ブライアン・メイが発表した。

メイは、スイスのモントルーで行われたマーキュリーの誕生日を祝うイベントの最中に、国際天文学連合と共同でマーキュリーの名前が付けられた小惑星を披露した。マーキュリーは1991年11月に亡くなったが、小惑星17473も同じ1991年にベルギーの天文学者アンリ・ドゥブオーニュによって発見された。



ガーディアン紙によると、“小惑星 17473 フレディマーキュリー”は太陽系を秒速20kmでやや楕円を描きながら周回している。地球からの距離は最短約3億5000万kmで、その周回軌道から地球に衝突することはないという。

「フレディの惑星は直径約3.5kmで、小惑星帯(メインベルト)内の火星と木星の間を周回している。ほかの多くの小惑星同様、小さな石の塊のようなものだから、立派な望遠鏡でないと見えないだろう。ちっぽけな光の点だけど、とても大切な光の点さ。いつか僕らもあそこへ行けるだろう」とメイは語った。

ちなみにメイ自身の名を冠した“小惑星ブライアンメイ”という小惑星もある。

Translation by Smokva Tokyo

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