メタリカ、アルバム『メタル・マスター』誕生30周年記念本の写真を一部紹介

1986年にリリースされたメタリカの歴史的アルバム、『メタル・マスター』の制作秘話を記録した書籍『バック・トゥ・ザ・フロント』から掲載写真の一部を紹介する。Insight Editions from Metallica: Back to the Front. (C) 2016 We’re Only In It For the Music and Moonrise Media LLC. All rights reserved.

書籍『バック・トゥ・ザ・フロント』は、1986年にリリースされた歴史的アルバム『メタル・マスター』の制作秘話を記録したものだ。

2016年3月、メタリカの歴史的アルバム『メタル・マスター』は発売から30周年を迎えた。このアルバムは音楽の明暗のバランスを取ると同時に、バンドメンバーがより複雑な編曲の舵取りに到達したグループのターニング・ポイントとなった作品だ。またベーシストのクリフ・バートンが、当時ヨーロッパで開催中のアルバムツアーでバスの事故に遭い命を落とし、グループの初期の時代の終わりを記録したアルバムでもある。

ローリングストーン誌のアルバム30周年を記念した記事で、ドラマーのラーズ・ウルリッヒは「今『メタル・マスター』を聞いても、まるでその場に座っているみたいなんだ。"マジかよ?どうやってやったんだよ?"とね」と語った。そして「本当に根性の据わった音楽だよ」と続けた。

結成当初からのメンバーであるジェイムズ・ヘットフィールド、カーク・ハメット、ウルリッヒらは、現在アマゾンで予約受付中の書籍『バック・トゥ・ザ・フロント(正式タイトルは、Back to the Front: A Fully Authorized Visual History of the Master of Puppets Album and Tour)』の中で、アルバム『メタル・マスター』を取り巻いた時代を振り返っている。マット・テイラー(書籍『Jaws: Memories From Martha’s Vineyard(原題)』)によって著された276ページにわたる同書には、バンドの友人や家族、ファンが明かした当時の思い出が記載されている。

『バック・トゥ・ザ・フロント』は、1985年から86年にかけてのグループの写真もページに含まれており、バーミンガムやイングランド、キャッスル・ドニントンで開催されたロック・フェスティバル、モンスターズ・オブ・ロックで演奏する数日前のリハーサル・スタジオで起きた上記の時代の出来事が描かれている。以下に、同書に収録された写真の一部を紹介する。そこには、名作『メタル・マスター』が生み出されるにあたっての楽しみと本気さの、両方が描かれている。


(photo by Insight Editions from Metallica: Back to the Front. (C) 2016 We’re Only In It For the Music and Moonrise Media LLC. All rights reserved.)
"Rides the Lightning"と書かれたTシャツを着るラーズ
"Rides the Lightning(稲妻に乗る)"と書かれたメタリカのTシャツを着て、ジェイムズ・ヘットフィールドのギターを激しく演奏するラーズ・ウルリッヒ。カリフォルニア州エルサリートにあるヘットフィールドの自宅にて、1985年頃に撮影。

Translation by Yuka Ueki

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