夢か空想か、今年30周年を迎えた「バーニング・マン」の写真を一挙紹介

2016年のバーニングマンは、8月28日から9月5日まで続いた。(Photo by Andrew Jorgensen)

バーニング・マンは30周年を迎え、今年もネバダ州のブラック・ロック・シティで開催された。宙を舞うクジラから、没入型蓄音機まで、様々な彫刻や彫像が砂漠に美しい光景を作り出した。

ネバダ州のブラック・ロック砂漠に、7万人以上の人々を動員した今年のバーニング・マンのテーマは「ダ・ヴィンチの作業場」だった。主催者は、参加者に「15世紀のフィレンツェ」と、今年30年を迎える巨大で儚い街、バーニング・マンの間の類似点を探すよう問いかけた。アーティストや愛好家が、自分のルネサンスを開始することには成功しなかったかもしれないが、たとえたった数日間だとしても、彼らは、美しく想像力に富んだコミュニティを作り上げたのだ。2016年バーニング・マンから最も印象的な作品や風景の一部を紹介しよう。

覚醒

(photo by Andrew Jorgensen)

コロラド州デンバーのライアン・エルメンドルフとニック・ゲウルツによって作られた頭骸骨と手には、ダ・ヴィンチのお気に入りの装置のひとつであるカメラ・オブスキュラが組み込まれている。参加者は頭骸骨の中に入ることができ、暗い部屋の中では、頭蓋骨の目に組み込まれたレンズが外の世界で起きている出来事を投影していた。

上昇の塔

(photo by Andrew Jorgensen)

カリフォルニア州ヴェニス・ビーチに住むアーティスト、スウィグ・ミラーは、火を吐く2匹のドラゴンの隣に立ち、ひと時の街を見渡すためにこの塔を作った。

Translation by Yuka Ueki

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