マック・ミラーが語る、新作と噂の恋人アリアナ・グランデとのコラボ

マック・ミラーが、最新作で愛をテーマに取り上げた理由、新恋人と噂されるアリアナ・グランデとのコラボレーションについて語る。(Photo by G L Askew II)

マック・ミラーが、ロマンティックな最新作『The Divine Feminine』と噂の恋人アリアナ・グランデについて語る。

マック・ミラーは、過去5年間に発表したアルバムを一心に聴けば、彼の人生における感情の変動に気付くことができると言う。「俺の音楽が実際の生活での感情に基づいてるって、俺は強く信じてる。俺が味わう気持ちは、音楽にも表れるんだ」。こう話す米ピッツバーグ出身の24歳のラッパーは、これまでのアルバムで、生意気な郊外のティーンエイジャー(『Blue Slide Park』)から、気難しく意気消沈したクリエイター(『Watching Movies With the Sound Off』)、薬物で狂った奇人(『Faces』)、のりに乗ったサクセスストーリー(『GO:OD AM』)までもを表現してきた。
2015年、当時の恋人とブルックリンのアパートに引っ越したマックは、最も切り開かれた音楽のテーマの一つである"愛"を探求し始めた。「女の子に言い寄ったり、恋に落ちることだけを語ってるんじゃない」。現在、長年の友人であるアリアナ・グランデとの交際が噂されるマックは、 これまでの作品の中で最もジャズ的で音楽的な冒険をした、セクシーで洗練された最新作『The Divine Feminine』についてこう話す。「アルバムは、愛が君にどんな影響を与えるか、君の人生にどんな影響を与えるかについてなんだ」

当初、楽しむためのサイドプロジェクトとしてスタートした今作だったが、すぐにメインプロジェクトとなった。「今回は、プロセスのどの段階でも全力投球って感じ」。こうマックは、アリアナ・グランデ、ケンドリック・ラマー、そして快感なシングル『Dang!』のアンダーソン・パークといったアーティストとのコラボレーションが実現した最新作について話す。また長年、無所属のアーティストとして活動し、2014年にワーナー・ブラザースと数百万ドルの契約を結んだマックは、世間のイメージを気にするという段階を通り越したようだ。「俺ってすげぇ若いんだってことに気付いたんだ」。こう話すマックは、他にもヒップホップのジャンルの境界線が拡大していること、自らのボスになるということを学んだこと、アリアナ・グランデがマイケル・ジャクソンを思い出させることについて語ってくれた。「急いで"みんな!俺はこれができるんだ!"ってみんなに叫ぶ必要なんてないんだ。残りの人生でも同じことをするんだったら、俺は死を選ぶね」

Translation by Miori Aien

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