ジャガーは、まもなくリリースされるブルースのカヴァー曲を集めたアルバムについて語った。このアルバムは、新曲のレコーディング中にジミー・リードの『ライド・エム・ダウン(原題:Ride ’Em on Down)』をセッションしたことから生まれた偶然の産物だった。この曲は、ローリング・ストーンズが若かりし60年代の初めによく演奏していたものである。ロンドン時代、初期のバンドを形成したルーツはブルースにあった。そして今なお思いがけないところでそのルーツがひょっこり現れることがある。デザート・トリップの初日、ビートルズの『カム・トゥゲザー(原題:Come Together)』のブルージーなカヴァーを披露したのもそのひとつの例だった。