アーノルド・シュワルツェネッガー、トランプに宣戦布告

前カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが第45代米国大統領について語った(Photo: Evan El-Amin Denis / Makarenko / Shutterstock, Inc.)

メンズ・ジャーナル誌2017年4月号のカヴァーストーリーで、前カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが第45代米国大統領について語った。アシスタントに電話し、「どうも彼とは直接面会して話し合った方が良さそうだ」と言ったという。

これまでアーノルド・シュワルツェネッガーは、ドナルド・トランプ大統領の子供じみた態度に対し、冷静に対処してきた。トランプは、自分の後任としてシュワルツェネッガーが司会を務めるテレビ番組『アプレンティス』シリーズの視聴率について、しつこく突き回していた。元ミスター・ユニヴァースでもあるシュワルツェネッガーは2017年2月2日(現地時間)、トランプに宛てたビデオメッセージの中で、米国大統領という役割の重要性を説いた。「ヘイ、トランプ。俺にいい考えがある。我々の仕事を入れ替えてみないか? そうすれば国民は再びぐっすりと眠れるようになる」。

メンズ・ジャーナル誌2017年4月号のカヴァーストーリー(筆者:スティーヴン・ロドリック)ではシュワルツェネッガーを取り上げ、彼がカリフォルニア州知事時代に推進した環境問題対策の実績や、汚染問題に対する国レベルや地方レベルでの彼なりの対策案などを細かく紹介している。またインタヴュー中にシュワルツェネッガーは、ドナルドからのしつこい嫌味な言葉の数々に対し、政治家らしからぬ言葉も発している。「俺のアシスタントに電話して言ったんだ。"どうも彼とは直接面会して話し合った方が良さそうだ。そして奴の顔をテーブルへ叩きつけてやろう"ってね」。

シュワルツェネッガーは笑いながら筋肉隆々の両手を擦り合わせた。周囲は彼が冗談を言っているとわかってホッとした。「まあ、そんなことはできないとわかっている。でも、何らかの手段で彼を懲らしめてやらないといけない、と思ったんだ」。そしてシュワルツェネッガーは、トランプのコメントへの返答として、「視聴率にこだわるのも良いでしょう。ただし、それと同じだけのエネルギーを国民のために使って欲しい」とツイートした。

2017年3月3日(現地時間)発売のメンズ・ジャーナル誌4月号のカヴァーストーリーで、シュワルツェネッガーは、第45代米国大統領に対する彼なりの思いや、彼自身の壮大なアメリカン・ライフについて語っている。

Translation by Smokva Tokyo

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