ロード、グラミー賞でMeToo運動のメッセージをドレスに縫い付けて登場

グラミー賞に参加したロード(Photo by Christopher Polk/Getty Images for NARAS)

人々がグラミー賞授賞式に「#MeToo」支持を表明する白いバラを付けて登場するなか、ロードは短い文章をドレスに縫い付けて立場表明した。「これが私の白いバラなの。時代を超えた最高のアーティスト、ジェニー・ホルツァーが書いた『啓示がもうすぐ花開く』がそれよ」とロード。

2018年のグラミー賞授賞式で音楽業界全体が白いバラを身に着けて「#MeToo」運動支持を表明するなか、ロードは独自の方法で支持を表明した。授賞式会場のマディソン・スクエア・ガーデンに登場した彼女の赤いドレスの背中には、あるエッセイからの引用が縫い付けられていたのである。

「これが私の白いバラなの。時代を超えた最高のアーティスト、ジェニー・ホルツァーが書いた『啓示がもうすぐ花開く』がそれよ」と、Instagramにドレスに縫い付けた白い紙の写真をポストした。

ロードが引用した文章は、ホルツァーの『Inflammatory Essays』シリーズの1枚で、ドレスに縫い付けられた紙にはこう書いてある。「喜ぼう! 私たちの時代は本当に不愉快だ。勇気を出すのだ、最悪は最良の前兆なのだから。悲惨な状況だけが迫害者の転覆を早めることができる。堕落した年寄りたちは、正しき者が勝利する前に、廃棄物として埋葬されなければならない。これから矛盾する言動が増すだろう。火種となった騒ぎを人前に晒すことで、報いは加速されるだろう。啓示がもうすぐ花開く」。フランク・オーシャンやカート・コバーンも、かつてホルツァーが『Truisms』として公開したスローガンやメッセージを紹介したことがあった。

白いバラに加え、グラミー賞授賞式では「#MeToo」運動の一環としてケシャのパフォーマンスが行われた。彼女が歌うエモーショナルな「プレイング」のパフォーマンスには、シンディ・ローパー、カミラ・カベロ、アンドラ・デイ、ジュリア・マイケルズ、ビービー・レクサも参加している。また、このパフォーマンスの前にジャネール・モネイが「#MeToo」運動と「Time’s Up」運動を喧伝するパワフルなスピーチを披露した。







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Translated by Miki Nakayama

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