ストーンズのギタリスト、ロニー・ウッドが肺がんを克服できた理由

「肺に小さいガンがある」と診断を受けていたロニー・ウッドが、もうガン細胞は消えたと、最新インタビューで語った。(Photo by Sergione Infuso/Corbis via Getty Images)

ローリング・ストーンズのギタリストであるロニー・ウッドの肺からがん細胞が発見された。ただし心配ご無用、治療はすでに成功している。「幸運なことに、左側の肺だけだったから、バン!と撃ったら解決さ」と語る彼が、治療のプロセスとがん患者へのアドバイスを明かした。

ローリング・ストーンズのギタリスト、ロニー・ウッドは2017年に「肺に小さなガンがある」と診断されたが、もうガン細胞は消えたと最新インタビューで告白した。

「3ヶ月かけて検査を行った。すべて消えたから、医者から『思う存分人生を楽しんでいい』と言われたよ」と、Metroの最新インタビューでウッドは語っている。

2017年8月、ウッドは「医者が俺の左の肺で燃え尽きようとしている新星を見つけた」と言っていた。その後、彼は肺の一部を切除したのだが、幸運なことに、ガン細胞は他の部位に転移していなかったという。「もし転移していたら身体中に広がっていたはずさ」とウッド。また、彼は「髪の毛が抜けるのは嫌だったから」化学療法を受けないことにしたと、Metroに白状した。

このインタビューでウッドは「身体がガン細胞で埋め尽くされたら勝てないよな。でも、ラッキーなことに、俺のは左の肺にしかなくて、一発バン!と撃ったら消えてくれた。身体の他の部位に転移していなかったから、化学療法も受けないことにしたよ」と言い、半世紀以上も煙草を吸っていたのに肺が“破裂”しなかったことに驚いたと付け加えた。ちなみに、彼はこれを契機に禁煙するようになった。

そして、ガンを克服しようと頑張っている人たちに対して、こんなアドバイスをしている。「とにかく気持ちを強く持って、ポジティヴでいることだ」そして「俺は最期の一息までポジティヴさを維持する心の準備をしていたよ。俺の人生は本当に素晴らしいものだし、(この世から)いなくなっても大丈夫だと思っていた。でもな、こんなに長生きする人生の切符をもらっていたなんて気づかなかったよ。あっちに行く日が延期されたわけだしな」と続けた。

クリーンな身体になったウッドは、このあとヨーロッパ・ツアーでローリング・ストーンズと合流する予定だ。

Translated by Miki Nakayama

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