ビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』公開50周年を記念し北米で上映決定

2018年7月、北米の映画館でビートルズの『イエロー・サブマリン』の公開が決定した(The Beatles/Apple Corps. )

2018年の夏、ビートルズの『イエロー・サブマリン』公開50周年を記念し、アメリカの映画館で上映決定した。

2018年の夏、北米の映画館にビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』が戻ってくる。同映画の初公開(英1968年7月17日)から50周年を記念する上映だ。

アメリカ国内の上映開始日は7月8日に決定しているが、上映館の詳細はまだ発表されていない(日本上映は未定)。チケット発売はYellow Submarine 公式サイトで近日中に開始され、上演館・上映スケジュールも同時に公開される。

50周年記念上映ということで『イエロー・サブマリン』は4Kデジタル解像度でのリストアが行われた。しかし、オリジナルの手描きアニメーションを維持するために自動化ソフトは一切使っていない。その代わりに、フィルムの光化学的要素は手作業によるフレーム単位の修復が施された。また、お馴染みのイエロー・サブマリンのサウンドトラックとスコアも、ミックス・エンジニアのピーター・コビンの手によって5.1ステレオ・サラウンド・サウンドにリミックスされている。

『イエロー・サブマリン』はジョージ・ダニング監督作品である。脚本はリー・ミノフ、アル・ブロダックス、ジャック・メンデルソーン、エリック・シーガル。アニメーション総指揮はロバート・バルザーとジャック・ストークス。映画のストーリーは、海底の楽園ペパーランドを救うためにビートルズがサイケデリックなポップアートの旅に出るというものだが、ビートルズのメンバーが本人の声で登場しているわけではない。彼らの代わりに4人の声優が声を担当し、ビートルズが登場するのはエンディングの実写シーンで演奏する部分だけである。

2017年の夏には、ビートルズのアップル・コーポレーションがタイタン・コミックスと提携して『イエロー・サブマリン』のコミック版を制作すると発表し、MADマガジン編集長のビル・モリソンがこのプロジェクトの指揮を任せられた。コミック版『イエロー・サブマリン』は2018年内の発売を期待されているが、現時点で発売日は発表されていない。

Translated by Miki Nakayama

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