ダミアン・マーリーは、レゲエの神様、そして父親でもあるボブ・マーリーの故郷を訪ねた映像を最新ミュージックビデオで公開した。
ダミアン ジュニア・ゴング マーリーが、レゲエのゴッドファーザーである父親のボブ・マーリーに想いを馳せる、『リヴィング・イット・アップ』のミュージックビデオを公開した。
親密さを感じさせるこのビデオは、ダミアンとその息子がジャマイカのキングストン近辺のトレンチタウンを訪れるシーンで幕を開ける。「レゲエはこの町で生まれたんだ」彼は畏敬の念を込めてそう話す。「この町で生き残りたければ、人々はスターを目指さなくちゃならない。戦士という言い方もできるかもな。お前の祖父はそういう環境で生きていたんだ。『リヴィング・イット・アップ』で俺たちが歌っているのは、まさにそういうことだ。お前の祖父は、自らの力でゲットーを抜け出したんだ」
その後、舞台はマーリーがホストを務める豪邸でのパーティへと移り、ゲストたちは豪勢なビュッフェやプールサイドでの贅沢な時間を堪能する。「手にしたものに感謝する気持ちを決して忘れるな」ビデオの最後で、マーリーは息子にそう話す。「今の俺たちがあるのは、血の滲むような努力を重ねてきた先達がいてこそなんだ」
ファンキーな『リヴィング・イット・アップ』は、グラミー賞ベスト・レゲエ・アルバムを受賞した2017年発表の4枚目のアルバム、『ストーニー・ヒル』におけるハイライトのひとつだ。ビデオの公開に併せて発表されたコメントで、彼は同曲がアルバムのテーマを象徴しているとしている。
「この曲は俺が歩んできた道のりを物語っている」マーリーはそう説明する。「そのルーツは、俺の父と母が育った町にある。立場の異なる2人がそこで出会い、新しい命が生まれた。俺にとってその事実は、どんな物語よりも神秘的なんだ」
