フランシス・ビーン・コバーンは、父カート・コバーンの命日の前日に初めて自作曲を歌った動画を公開した。
米国時間4月4日の夜、フランシス・ビーン・コバーンが、初めての自作曲を歌った短い動画をInstagramで公開した。翌日は彼女の父親カート・コーバンの24回目の命日だった。
この動画でフランシスはアカペラで歌い、柔軟性のあるパワフルな歌声を披露している。「小さい頃にあなたを見かけたと思う」とフランシスが歌う。そして「あなたを見つけたと思う、あなたが考えていることを教えて/あなたを見つけたと思う、あなたの居場所の十字架にキリストが踏みとどまっている」と続く。歌が進むに連れて、フランシスの歌声は感情的になり、低音から一気に高音へと駆け上がったあと、声を震わせた不規則なベルト唱法を披露している。
この突然の自作曲公開の理由がキャプション内に次のように綴られている。「長い爪だとギターを弾けなくて本当に落ち着かないから、誰もいない自分の部屋でひとりで歌っているの」と。そして「家にテレビを置かないことにしたのは大正解だった。そのおかげで、何も考えないようにすることを考えるという時間の無駄遣いをする代わりに、時間を過ごすために脳や魂の糧となる何かを行わざるを得ない状況になっているから」と続け、フォロワーに「赤ちゃんビーン状態のアイデア」を「盗まないで」とお願いしている。
2015年のローリングストーン誌の取材で、フランシスは「今まで感じたことのないモチベーションと野望を感じている。クリエイティヴなことをしようとするとき、一番大変なのは起きて行動することよ。ベッドから起きたらやるつもりよ」と語っていた。